絵の具のチューブにミシン目と切れ込みを入れておき、絵の具の量が少なくなり出にくくなると切れ込みを破いてチューブを広げて最後まで絵の具を使い切ることができます。絵の具とミシン目の間にもう一層あり、強い力を入れなければ破れません。
【篠崎日向子様】
この絵の具を考えた人は日ごろから、このことに問題意識を持ち、どうすれば「最後まで使えるか」と考え抜いた結果、このミシン目付きの絵の具チューブのアイデアを生み出したのだと思います。自分が困るなと感じることは、おそらく世の中で同じように困っている人がいるはず。アイデアというと、面白い、目立つものを意識してしまいがちですが、こういう視点は非常に大事だと感じました。